お寺が終活に携わるメリット

寺院法務

お寺はかつてより、地域福祉のハブであり、心の寄る辺でした。
昨今は少子高齢化や都会への人口集中のために寺院経営の難易度が増していると言われる中で
新しいお寺のあり方を模索する住職もいらっしゃいます。

医療福祉業界に20年の異色の行政書士が提案するのは、「お寺で終活サポート」
賑わいを取り戻し、安定した収益を確保し、宗教や寺院を後生にバトンタッチするにはどうすればいいかを一緒に考えます。

では、お寺が終活に関わるメリット、確認していきましょう!

1. 檀家・信徒との関係強化

  • 信頼関係の深化法事や葬儀だけでなく、元気なうちから相談を受けることで「生前から死後まで寄り添う存在」に。
  • 檀家離れの防止終活サポートを通じた継続的な接点づくりは、檀家維持・新規信徒の獲得にも有効。

法事や葬儀の時以外にも、お寺が開かれているというイメージを作ることはとても重要です。
人は人を呼びます。

2. 社会的役割の拡大

  • 地域の相談窓口としての存在感相続・介護・葬儀・墓じまいなどの不安に寄り添い、「地域包括支援」の一翼を担う。
    特に高齢期は多数の喪失感と共に歩まなければならず寄る辺なき心の時代。
    宗教者の意味が問われています。
  • 孤独死や無縁仏の予防生前からの見守りにより、孤立防止や死後事務への早期対応が可能に。

ボウズBARや寺スイーツ、寺ヨガ、お寺でライブなど革新的な取り組みも見られています。
若い層を取り組む勢いのある活動も良いのですが、宗教の意味が人生で深くなるのはやはり死に直面する高齢期。

3. 寺院経営の安定化

  • 新たな収入機会終活セミナー、相談会、エンディングノート、納骨堂・樹木葬など、布施以外の収入や人脈が広がる。
  • 墓じまい・永代供養との連動墓地縮小時代でも、多様な供養ニーズに応え経営を安定化。
    墓じまいを疎ましく思うのでは無く、現代のニーズに沿った埋葬方法で価値を生み出します。

一族に一つのお墓という時代から、夫婦での墓、同じ地域での墓、○○が好きなどというつながりでの墓など埋葬の形は日々変化しています。
墓じまいの変数は右肩上がりに増加しており、墓じまい後の提案は急務です

4. 仏教的意義

  • 「生老病死」への実践:終活支援は仏教の核心テーマに即した社会的実践。
  • 心のケア(グリーフケア)書類や制度に加え、死生観の整理・心の支えを提供できる。

私は医療福祉職として20年ほど臨床にいましたが、宗教がある人は最期が安らかな傾向にありました。
今は、病院や施設でお亡くなりになる方が多いですが、高齢期の宗教は心の寄る辺であると思っております。

5. 行政や専門職との連携可能性

  • 士業との協働:行政書士、司法書士、税理士などと連携し、ワンストップの終活支援体制を構築。
  • 地域包括ケアとの連動:公共機関との連携評価が高まり、寺院の社会的信用が向上。

墓じまいには、そのほか家じまいや生前整理など色々な課題が絡んでます。
寺院と高齢期の法律、高齢者にまつわる諸問題を解決する専門家とのお付き合いが付加価値の向上になります。

まとめ

  1. 檀家との絆を強化し、信頼を得られる。
  2. 地域社会での役割と存在感が増す。
  3. 寺院の経営基盤が安定する。
  4. 仏教本来の使命を現代に即して実践できる。
  5. 行政・専門職とのネットワークが広がる。

まずは、法話会に終活サポートの専門家を入れ、心のサポート(寺院)と具体的なサポート(後見や死後事務委任、遺言など)をセットで信徒様に情報提供してみてはいかがでしょうか?

行政書士らいちょう事務所は富山県、北陸でも唯一、看護師や社会福祉士を所持した高齢者エキスパートの行政書士。高齢期の変化をよく知る人物です。
実際に相談にいらっしゃる方も、女性で、看護師・社会福祉士という安心感をもってもらえますよね。


【対応エリア】
富山県全域(富山市・高岡市・射水市・魚津市・黒部市・滑川市・砺波市・南砺市・氷見市・小矢部市・ 上市町・立山町・入善町・朝日町)に対応しております。
上記以外の地域の方も、まずはお気軽にご相談ください。

他にも寺院法務というタグでお寺様の経営に役立つ情報を載せております。

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