看護師・社会福祉士・精神保健福祉士として、
20年近く医療福祉現場で患者さんやご家族の“もしも”に寄り添ってきた経験から、
今は行政書士として終活のサポートをしています。実は稀少なエキスパートです💪
今日は【看護師と行政書士のダブルライセンス】について、
試験の難易度や収入、ダブルワークの可能性、取得の注意点など、気になる点をお話ししますね。
✅ 行政書士と看護師、試験の難易度はどっちが高い?
まず結論から言うと、試験の「突破率の低さ」では行政書士の方が難関です。
看護師国家試験の合格率は毎年90%前後。大学や専門学校で国家試験対策が組み込まれており、体制も整っています。
一方、行政書士試験は合格率10%前後(年度により変動あり)。
受験資格はなく誰でも受けられますが、独学ではかなりの計画性と継続力が必要です。
看護師はただでさえ忙しい業務。
試験勉強のストレスもかなりかかるのでよほど強い目標がある方にしかオススメしません。
また、行政書士試験は独学でも合格は可能ですが予備校に通う方が効率がいいので
忙しい看護師にはeラーニングを取り入れている大手予備校がオススメです。
時間が貴重なので、下手にケチをせずやると決めたら先行投資した方がいい。
らいちょう先生はTACで資格をとりました。一撃合格です。昔々の話ですが。
アガルート、スタディング、伊藤塾、LEC,TACなどが最近人気の大手予備校です。
通信教育の相場は12~15万ほど。
但し、行政書士は合格後、行政書士会に登録しないと業務が行えません。
登録費用には30万ほどかかります。必須費用です。
✅ 収入はどっちが高い?行政書士と看護師の比較
【看護師】は安定した収入がある一方で、夜勤や体力的負担も大きい職種です。
常勤で年収は400万~600万円程度が目安。地域差はありますが、勤務先によっては年収700万円超も可能です。
【行政書士】は、開業した場合には収入は完全に実力次第。
初年度の年収は100万~300万円ほどが平均で、開業数年後に500~1000万円超を目指す方もいますが
幅が大きすぎて参考になりません。
というのは、行政書士は8割ほどが兼業の珍しい国家資格(富山県)
公務員をしていた人は業認と言う形でノー試験で取得できるため開業時点で
すでに65歳という方も珍しくはありません。
裏を返せば、看護師か行政書士か ではなく
看護師としての自分、行政書士としての自分が併存出来る可能性があります。
面白いでしょ。
行政書士は自営業になるので経費をつけることが出来ます。
看護師で高収入の場合、行政書士の自営業に経費をつけることで相乗効果あり!
📌 ポイントは「収入の柱を複数持てる」ということ。
たとえば、看護師としてパート勤務を続けながら行政書士業務を立ち上げることも可能。
ダブルワークや副業として行政書士を始める方も少なくありません。
✅ 看護師×行政書士、ダブルワークは可能?
はい、可能です!
むしろこのダブルライセンスは、相乗効果が抜群。
✔ 看護師:医療現場の経験・対人スキル・福祉的配慮
✔ 行政書士:法律知識・契約作成・申請実務のスキル
例えば、こんな場面で活きてきます。
終末期医療に関する尊厳死宣言書の作成支援
認知症の方への成年後見制度の提案
おひとり様の終活支援(死後事務委任など)
女性の起業支援にも引き合いがあります。
🌱「制度は知っていたけど、誰に相談したらいいかわからなかった」
そんな声に応えられるのが、医療・福祉・法務をつなぐ看護師出身の行政書士です
看護師は手に職なのでパートでも夜専従でも幅広く働き続けられるのはメリットですよね。
✅ ダブルライセンスの注意点
看護師出身だから、看護師の起業を支援したいという方は要注意。
介護保険に規定されている業種、例えばデイザービスや訪問看護の立ち上げは社労士社会保険労務士の特化分野です。
行政書士単独では扱うことが出来ません。
また、成年後見業務は死亡時など緊急事態への駆けつけが発生するため病棟勤務とぶつかった場合どうにもなりません。
看護師はラダーなど研修が充実していますが、行政書士は資格取得後は自営業になります。
営業も自分でしなければなりません。扱える業務が多いので取り扱い分野を絞らなければとんでもない知識量を求められます。
生涯学習に関しては看護師の教育はとても優れています。
当然ですが、兼業だからと言う甘えはどちらも許されないので自己研鑽と覚悟は必要です。
一番よろしくないのは、実際に資格を持っていない人の意見なんですよ。
好き勝手言いますからね。ほんと。
自分のやりたい方に進んだ方が後悔の無い人生になると思います。
✅ まとめ:看護師×行政書士の可能性は自分次第
行政書士は試験の難易度は高め。
収入は行政書士が不安定な面もあるが、副業からのスタートや在宅型もOK。
看護師の経験が、行政書士業務の中で信頼につながる。
もし「もう一歩踏み出して、誰かの支えになりたい」と思っているなら、
病棟という臨床から地域社会、法務という臨床へ飛び出す価値はあると思います。
らいちょう先生は行政書士取得が先で後から看護師になった変わり種です。
社会人経験を経て看護学校に入学する人も増えていく中で
単に資格を食いっぱぐれない為だけに使うのはもったいない。
人と出会い、自分自身の人生がたくさんの思い出にあふれるよう
看護師と行政書士の資格をダブルライセンスにしてみませんか?