富山県の公証人役場でできること

富山のあれこれ

看護師・社会福祉士・精神保健福祉士として、
20年近く医療福祉現場で患者さんやご家族の“もしも”に寄り添ってきた経験から、
今は行政書士として終活のサポートをしています。
実は稀少なエキスパートです💪

今回は「富山県内の公証人役場でできること」についてお話しします。
終活のサポート、特に遺言作成と任意後見人契約等で欠かせない「公正証書」。
それを作成するためにお世話になるのが公証人役場です。

✔ 富山県の公証人役場はどこにある?

富山県内には現在、以下の3か所に公証人役場があります。
富山市、魚津市、高岡市

魚津公証役場

魚津公証役場 〒937-0051 魚津市駅前新町5-30 サンプラザ2階
        0765-24-6747
        uokou@tam.ne.jp
        魚津サンプラザの駐車場が無料で利用できます
        魚津駅からは徒歩5分くらいです
        公証人一人体制です

富山公証人合同役場

富山公証人合同役場 〒930-0094 富山市安住町2-14 北日本スクエア北館8階
            076-442-2700
            tymkosho@quartz.ocn.ne.jp
            専用無料駐車場なし。富山城址公園駐車場、近隣のコインパーキングを利用

高岡公証役場

高岡公証役場 〒933-0872 高岡市芳野185番地 グランディ芳野 1階
        0766-25-5130
        takaoka-notary@ace.odn.ne.jp
        専用無料駐車場なし、近隣のコインパーキングを利用
        高岡駅からは徒歩15分くらいです

※出張対応は、高齢や障害などで移動が困難な場合に限り、事前相談のうえで可能な場合があります。
公証人費用は50%ほど加算されます。

緊急事態の遺言など時間との闘いになる場合は土日祝日営業時間外にも対応が可能な場合があります。

朝日町、入善町、黒部市、滑川市、舟橋村、小矢部市、射水市、南砺市には公証人役場が無いです。
最寄りの公証役場まで行かなければなりません。

なお、公証人には管轄があります
遺言の場合、東京にお住まいの方が魚津公証役場で遺言の公証を受けることは出来ても
魚津の公証人が東京まで出張には行けませんのであしからず。

✔ 公証人ってどんな人?

公証人は、元裁判官・元検察官・元法務局長などの法律の専門家が務める「公務員」です。
公正証書を作成したり、契約の事実を記録するなどの法的手続きを担っています。

作成された公正証書は高い証明力と執行力を持ちます。

✔ 公証人役場でできること

公正証書遺言の作成や確認
→ 自筆証書よりも法的効力が強く、家庭裁判所の検認も不要。

任意後見契約の締結
→ 将来認知症などになったときの備え。公証役場で公正証書にし、その後登記されます。

死後事務委任契約
→ 葬儀・埋葬・行政手続きなど、亡くなった後にやって欲しいことを法的に依頼する契約。

貸し金庫内の財産を開けるときに事実公証実験として立ち会う

金銭消費貸借契約や離婚公正証書
→ 終活とは少し離れますが、重要な契約事も扱います。

✔ 富山の公証人役場を利用する際のポイント

予約をしましょう。

ただ老婆心ながら公正証書遺言の原案作成は初回から行政書士に依頼するとスムーズです。
自分で公証人役場まで行き、初回相談は無料なのでチャレンジすることは可能ですが
財産の額や相続人範囲の確定は、公証人はしてくれません。
公証人の手数料は財産額で決まるため下準備を自分で出来ない人にはハードルが高いです。
  

証人が2名必要な場合がある(例:遺言)
  …ご家族では証人になれないこともあります。
公証人役場でも証人手配はしてもらえますが費用はかかります。
大体一人1万円ちょっと位です。

日程調整は余裕をもって
  …特に出張対応が必要な場合は1~2週間以上前の予約が必要です。
   魚津公証人役場など先生が1人で頑張っている場合、急な対応は極力避けたいものです。

下準備と必要書類の準備はマスト
公証人はとても親切ですが下準備はしてくれません。
揃っていない、不備があるなどの場合は再度全てを調整する事になります(T-T)

✔ まとめ

富山県の公証人役場は3カ所しかない。

終活や法的な契約を安心・確実に進めるための重要な拠点です。
とくに遺言や任意後見などは、プロのサポートがあると「失敗しない」契約になりますが
公証人にも出来ることと出来ないことがある
自分でするのが大変だと思う人は行政書士や司法書士などの専門職を入れた方がいいですね。
無駄に時間がかかると認知力が低下したりして遺言自体が作成不能になったりしますし。

行政書士は公証役場との連携もスムーズな専門職として、「自分の意思で最後まで生きられる社会」を支えています。
らいちょう先生は、その中でも医療福祉の現場経験の長い終活サポートのエキスパートです。
女性の方が話しやすいなあという人もぜひ。
気になる方は、ホームページよりどうぞお気軽にお問い合わせください。

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